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フィオの案内で村に向かう事になった。
村まで歩いている途中、ちら、とフィオを見た。
妖精だ。本物の。妖精だ。
私の気分も高揚。
2枚の羽をパタパタさせ飛んでいる。
かわいい。
見た目は14歳くらいか……。
私がじっと見つめていたせいか、フィオがその視線に気づいた。
「そんなにフィオ、珍しい?」
「う、うん! 妖精って初めて見たから」
「そっかー! フィオ、とってもうれしい! あ、もう村が見えたよ!」
フィオの言う通り、建造物がたくさん見えてきた。
かと思えば、私達を視認した1人が大声を上げながら奥へ駆けていった。
何を叫んでるのかはわからなかった。
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