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ふと、リーチェは考える。
このまま人間の街に行って、再び同じ愚を犯すことはないだろうか、と。
そう考え、リーチェは次は前回のような積極的に人間側に干渉することは辞めることにしようと努めることにした。
リーチェが望むものはただひとつ、自身の平穏を侵さないスローライフのみ。
どうせなら、人間の生活で見つけたスローライフに役立てるものを持ち帰られるだけ持ち帰ってやろうと誓う。
こうして怠惰の竜、アーチェディアは、息子であるダインの説得をきっかけに、新たなスローライフを得るために、500年の引きこもりの生活を終え、再び人里へと足を踏み入れることにしたのだった。
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