1章 動き出す日常

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俺らの街は基本的に警察と極道の結びつきが 強い。 世間一般の極道と この街では…極道の意味合いがかなり違う。 直樹さんが担架で運ばれていくのを横目に 組の連中と落ち合った 「若。」 「わかってる。葛西は直樹さんと病院へ。」 「御意」 「浅川」 「はい。」 「湊司に連絡してやって、多分 気が動転してそこまで手が回ってないから」 「かしこまりました。若。」 「何?」 「此度の件は…恐らく…国内の問題では 済まされないかと。」 「…後で聞く。」
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