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第4話 バトルロワイアル
「東。どうなっているんだ。」
たまらず俺は目の前の優等生の東の脳に救済を求めた。東は静かに頷くと驚愕の事実を俺に説明した。
「バトルロワイヤルだよ。」
「!?」
東はそっと俺の太腿に手を乗せ耳元で甘く囁いた。
「真の王者を決めるんだよ。アンドロメダ銀河太陽系第三惑星、地球代表のね。」
「え!!」
東は数々の塾内の女子の心を蹂躙したセクシースマイルを俺に向け、さらに俺の頸に生暖かい息をフゥッと吹きかける。
「地球は『雪の王』が選抜担当だ。『雪の王』が持つ秘密の鍵穴にありのままの王者の証を捧げるんだ。」
「お、王者の証、、」
俺は急激な展開に狼狽えた。確かにあの時俺は神に祈った。【この世界を変えてくれ】と。だが、、、
「バトルロワイヤルの舞台は俺達のあの栄光塾だ。塾はネオステージへと進化した。今から生き残りをかけた王者を決定する。負けた者、逃げた者は、、死よりも辛い屈辱を受ける。」
東は顔をしかめ下半身の一部を強く押さえた。
......なんだヤケに気になるな。
「東、詳しい事はとにかく、、何処か建物の中に入ってからにしてくれないか。寒くて。」俺はTシャツとジーンズだけ。
「ああ、登は まだ覚醒モードに入ってないんだな。スイッチを押してやろう。」
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