幼なじみ

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チャイムが鳴った。 「よし、これでろっくにーん!」 はしゃぐ愛海と睨む圭子、それを笑う良一と、ずっと私を睨んでいる祐希と、顔を上げられない私。 きっと祐くんは怒っているんだ。 私が避けたから…。 「で、なにをどうやんのよ?私、部活中は無理だし」 圭子がそう言って席についた。 「愛海に言われても分かんない!」 自分のことを名前で呼ぶ愛海が、逆ギレして席につく。 良一と祐希は教室を出て行った。 どうせ授業に出ないつもりだろう。 授業が始まり、私もすぐに「しりとりゲーム」のことは忘れていった。 「それ」を感じたのは、授業がもうすぐ終わる頃。 そろそろお昼だな、なんて考えていた。 ぐにゃり。 そんな音が聞こえたような気がして、私は思わず机にしがみつく。 な、なにこれ!? 朝ごはんを食べなかったからか? だから胃がせり上がってくるの? すると__大きく目を見開いた圭子がこっちを振り返っていた。 愛海にいたっては「えっ、なに?」と声に出している。 どういうこと? 3人だけ?あとの皆んなは代わりないみたいだけど? 視界が歪み、体が痺れる感覚がし__。 私は意識を失った。
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