第一部 天(そら)を乞う雪
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木梨に呼ばれ、我に却る。 「もう一回視力検査するから、外に出て」 無言で頷き、慌てて診察室を飛び出す。カーテンはあっさり閉められた。 ……な、何ドキドキしてるんだろうあたし。先週視線が合った時は怖いと思ったのに、今日は怖くないや。変な患者だって思われたかも。 検査技師に呼ばれ、再び画面に映る「C」の向きを指摘しながら、舞雪は木梨の耳に心地よい声を、何度も何度も思い出す。
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