町はずれに住む家族

3/5
前へ
/40ページ
次へ
はっ!!!! そろそろ時間だ…! 幸せな時間にひたっていたら いつのまにか仕事の時間に近ずいていて、お母さんとルルにお別れをいって急いで家を飛びでたのだった。 「あ!!!お兄ちゃん プシュー忘れてるよ!?!?お母さん!!」 ルルが声を上げた。 机の上をみると ゆうの 吸入器がテーブルの上に置かれたまま忘れられていた 「はっ!!ほんとだ、、、、、」 ゆうは、生まれたときから軽いが、喘息(ぜんそく)をもっていた。 気温の変化や体調が悪い時、ホコリっぽい所、走り続けたりすると軽く 息がゼェゼェしてしまう時があるが、最近は発作は起きていなかったが念のため、いつも持ち歩くように言っていたのだ。 「最近は、お兄ちゃんゼェゼェしてなかったから大丈夫だよ!」 ルルは小さい時 お兄ちゃんの喘息の発作を見たことがあったのできっと心配なんだろうと、そう声をかけた。 けれどやっぱり心配だなぁ。発作が起こりませんようにと心の中で願っていた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加