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あの泣いているゆうの顔を思い出した。
辛そうだった。俺は毎回ゆうを、、、
くそっ、、!!!ゆうの事になると毎回思い通りに進まない、、、
"コンコン"
書斎をノックして入ってきたのは
カールだった。
「ゆうは目を覚ましたのか、?」
「はい、ただいまお目覚めになられておりました。」
「ちゃんとご飯は食べていたか?」
「はい。少しずつですがたべておりました
見に行ってみたらどうですか?」
「いいや、俺は毎回ゆうを..何かと傷つけてしまう。今は会う顔がない」
「申し訳ありません。」
「いいや、謝るな。」
「ではレオン様、私はそろそろ失礼いたします。また何かあればお呼びください。」
「あぁ。ありがとうな」
俺はゆうと関わると毎回 熱くなってしまう。
何事にしても俺は冷静に物事を判断してきたはずだ、それがゆうの目の前になるとできない。
そのせいでゆうを傷つけているのは分かっている、さっきだってそうだ、、、。
だめだと分かっているのに、、ゆうの苦しそうな表情を見た時、、俺は理性が保てなかった、、、。もっと見たいと思ってしまった。
「最低だな、俺は。」
ゆうと話したい。ゆうの顔が見たい。
笑顔がみたい。
でもそんな資格俺にはない。
「はぁ、、、。」
ただでさえ気持ちが沈んでいるのに
目の前には仕事の資料が山積みになって待ち構えている。
今日はもうやる気がでない。
少し寝よう
そして俺は眠りについた。
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