88人が本棚に入れています
本棚に追加
「レオン様、!レオン様、、!!
レオン様!!!!」
ん、、なんだうるさいな、、、、、
「起きてください!!!」
「はっ....」
机に頭を伏して俺はずっと寝ていたのか、、
「レオン様が業務中に机で寝るのは
とても珍しいですね。お疲れのようで、」
「あぁ、すこしな。少し仮眠をとろうと
思ったがついこの時間までねてしまったな、
夕の光が窓へ差し込んでいた
「ゆうは何をしている」
「ゆう様はこの国の歴史本をお読みになっておられます」
「学校にもいってないのに字が読めるのか?それに歴史本は難しい文字もたくさんあるのに、、」
「ゆう様は少しずつ自分でも文字の勉強をなさっていたそうですよ。
ところでレオン様、ゆう様の
お母様のお願いをお聞きになるのですか?」
「あぁ、そうしようと思っている」
それは俺がゆうをこの屋敷に迎えたとき
ゆうの母に事情を上手く説明しに行ったときに言われたことだ、、、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンコン
俺はカールと一緒にゆうの家へ行った。
「はぁーーーい、、お兄ちゃん!!!!!かえってきた、、、の??あれおにぃさんだれー?」
出てきたのはまだ小さくかわいい子だった。
きっとゆうが気を失っている間ずっと名前を呼んでいたルルという妹なのだろう。
「ルルーーー!ゆうなの!!?!?帰ってきたの!?!?」
そして後から焦った顔で急いで出てきたのがきっとゆうを育ててくれた母なのだろう。
「っ、、、!!!レオン公子様、!!!!
ルルが失礼なことをしたなら申し訳ありません、、!!!」
きっとゆうが帰ってきたと思い、嬉しそうに出てきた顔が俺を見ると一瞬で凍りつき深々と俺に頭をさげた。
「そんな、頭を上げて下さい。
かしこまらないで。少し話があって尋ねてきたのですから。
この子はルルというんですね、とてもしっかりしていてかわいい子だ、」
俺が頭をなでると嬉しそうな表情をしていた
「おにぃさんの手
ごつごつしててなんかやぁ〜」
「こらっ!!!!ルル、何を言うの!!
申し訳ありません、、ほんとにまだ子供なんです、、!!!!」
「大丈夫ですよ、、笑
謝らないでください、」
なぜみな私をこんなにも怖がる、、、
それよりも今日はちゃんとゆうの事について話に来たんだ。
「あなたがゆうを育ててくれた母ですね」
「はい、、どうしてゆうを、!
ゆうに何かあったんですか!?
朝起きてもゆうの姿がどこにもなくて、、、」
とても不安そうな顔だ
「その事についてお話が、、、
少し長くなるので部屋へ上がって話をしてもいいですか?」
「はい、、、、」
そして俺はカールと2人家へ入った。
最初のコメントを投稿しよう!