町はずれに住む家族

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やばい、、やばい、、、少し遅刻だ、、、、、 僕はいつもの時計台の下の待ち合わせ場所に急ぎ足で行った。 いつもは仕事に遅刻する事なんてなかったけど、今日は久しぶりにお母さんとルルとハグができて幸せで自分のなかの時間の流れが遅くなっていた。 「遅いぞ!!!!!!!No15!!!」 人通りの少ない夜の街から大きめな声が聞こえてきた。 たった、1分遅れただけじゃないか、、、はぁ、、、、、、、、 この人は情報屋の幹部のルバートだ。無精髭をはやし、きっと歳は40後半くらいだろう。 性格は悪い、、、、、、、そして僕はルバートが嫌いだ。 「すみません」 「謝ればすむとおもうなよ、? まぁ、でも体が小さい割には常連客からは仕事が早いってお前は評判がいいからな、これからもせいぜいよろしくな、」 「はい。わかりました」 「お前よく見たら 綺麗だよな、ほんとに男か?」 ごつごつした汚い手で僕の顔にふれられそうになり悪寒が走り反射的に男の手を叩き振り下ろした。 「っ、、、いってぇな、調子にのんじゃねぇぞ?ん? 俺はお前をなんだったら娼年館に売り出してもいいんだぞ?笑 お前綺麗だしそっちの方が毎日ヤれるし、もの好きのおっさんに気に入られて、金も儲かるんじゃねぇの?笑笑」 「っ、、、、」 僕はこらえた 殴りたかった、蹴り飛ばしたかった、けど僕にそんな事はできるはずがないし、生きていくためには我慢するしかなかった。
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