真昼間の城下町

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「だ、、、れ、、、、?」 その笑みは少し怖く、しばらく動けなかった… 「そんなに強ばらないで、やっと会えたんだ」 あいつの赤い瞳に見つめられ体が強ばった、僕に会いたがっていた?どういう事だ? でも、とりあえずこの場から逃げなければ行けないという事を感じとった。 「おっと、逃げるの?話はまだ終わってないけど?」 「はなし、、、?僕はあなたを知らない、もし 情報屋で雇いたいなら幹部を通して話してくれ」 あいつはまたニコニコわらいながら、 「もう、通してる」 「ん?」 どういう事だ、この人は何をしに来た? 「じゃあ、何をしに……… と言いかけたその瞬間 赤い瞳のやつは 素早く僕の目の前まで来て見下される様に見られた、 体が何故か強ばって動かない、、!!! フードをするりと取られてしまい 顔があらわになってしまう、 「かえして!!! 」取ろうとするがあきらかに身長が届く訳もなく、そのまま後ろの壁まで追い詰められた、 この男の手がせまってくる、、、目をギュッっと瞑ると 頬を触られ、 「やっぱり君は綺麗だ、俺は君をものすごく気に入ったんだ、俺の物になってよ」耳元で囁かれて全身が疼いた。 え………今この人なんて言った、、?? 「い、、いや、、、です。まず意味がわからない、、、どうして急にそんなこと、、僕帰ります」そういって、押しのけて震える体を抑えてスタスタ歩いた。 「逃がさないってゆったよね?」 と腕を掴まれた僕は やばい、!つかまる、!と思い、不意にそいつのお腹にパンチを食らわせたら案外つぼに入ったのか一瞬座り込んだ、そのすきに逃げ足の早い僕は急いで逃げたのだった、 「逃げても無駄なのに、、、笑」 その声は僕にはとどかなかった。 息を切らして帰ってきた僕をみて母は 心配そうに駆け寄ってきた、上手く理由をつけて安心させる事ができた。 けれどやっぱり、その次の日まで外出は禁止になり、「家でゆっくりと休んで欲しい。」と、母に真剣な顔で言われ、久しぶりに1日中ルルと遊ぶ日を過ごしたのだった。
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