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母もルルも寝静まった夜、窓からコツコツと小さな音が聞こえてきた。僕は2人を起こさないように ひっそりと玄関の外へでてみると、そこには、、、ポポがいた
「あ!久しぶりだね、ポポ!元気にしてた?」と 腕にのってきた鳩のポポに声をかけた。
ポポとは、伝書鳩の事で 僕がこの情報屋という仕事をしていて幹部に連絡を渡すときに ポポの存在が必要になってくる、真っ白で凄く綺麗な鳩だ。
ポポの足元をみると、小さく丸まられた紙がくくりつけられていた。
「ポポ、伝言ありがとうね、」
そう言い
カシャ
紙を開いてみると
"今すぐにいつもの場所へこい"
と、ぶっきらぼうな字で書かれてあった。ルバートからだ。
はぁ……何時だと思ってるんだ…でもまぁよくあることか……それに、赤い瞳のやつの話も 聞かなければならない。
あいつが
「幹部にはもう話を通している」とか「俺のものになれ」とか言っきたしなんなんだよあいつ、、
僕はルバートからなんにも聞いてない、まぁルバートがちゃんと事前に伝えるわけもないか、、、まぁ、とりあえず向かって直接聞いてみよう………
僕は、フードを被り 夜の静かな街へと足を運んだのだった。
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