真昼間の城下町

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集合場所へ近ずくに連れて だんだん人影が見えてきた、 「あれ、?」 そこには、ルバートの他にあともう1人立っているのが見えた。 早足で行くと 「やっときたか、NO15遅いぞ?」とルバートにいわれた、 あれ、、でもまって、、、、ルバートのとなりにはあの赤い瞳の嫌な奴、、、、相変わらずニコニコしていて何を考えているのか分からない、、、寒気がする、、、、 「この方はレオン公子様だ。」 レオン公子……??、? 何か聞いたことがあるぞ、今回のルイ公爵の不正な取引案件の調査を頼んだ依頼主だよね、? 話って、なに?なんで何も関係のない僕に話? 「NO15、お前は今からレオン公子の奴隷になれ、レオン公子様はお前を買った」 え、、、?ルバートは今なんて言った? 「え、、、、、?」頭の整理が追いつかない 「俺の奴隷になれってこと、奴隷って言っても酷いことはしないよ?」レオンが口を開いた 「いやだ、、絶対にいやだ、、、、なりたくない!!!!僕は絶対ならない!!!」 レオン公子様がお前を買った?ふざけるな、家族に会えなくなってしまうのかもしれない、奴隷?なんで、、、、、自然と涙が出てきてしまった、 「帰ります」 「ちょっ、お前なぁ!待てよ!!!」ルバートに腕をひっぱらられた、もうなにもかもいやだ。 僕の中で何かがプツンときれた フードも全部投げ捨てた 「いやだ!!!離して下さい!!!!!僕のことを勝手に売ったんでしょ!?!?お金いっぱいもらえた????嬉しい??急に奴隷になれだって!??!ふざけないでよ!!!!もう満足だろ??!!離してよ!!!」 あぁ、辛い。顔も涙でぐちゃぐちゃで前が見えないや、、、。お母さんとルルに会いたい、会ってまた笑いあっていたい。あれ、なんか呼吸が…苦し………い……… 「ハァ、、、ハァ、、、、ハァ、、、」 うまく吸えない……意識が遠ざかっていく…………ルル…お母さん………… "バタン" 「NO15....?」ルバートが心配そうに覗き込んでいた レオンは口を開く。 「大丈夫、ただ取り乱して軽く過呼吸を起こして意識を失っただけだから」 あぁそれにしても 泣顔綺麗だったなぁ、、、 そそられる、、、苦しんでた顔も綺麗だった、、、、、、あぁ、はやく俺の物だけになればいい。幸せにするから。 「俺が屋敷にそのまま連れていきますから」 と、泣いて意識を失い倒ぐったりしているNO15を軽々と持ち上げて馬車にのりこんでいった。 「お、おう、、レオン公子様ではよろしくお願いします」 俺は挨拶をすませ その場から立ち去った。NO15があんなに大声をたてて言うなんて今までなかったから正直びっくりした。
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