あのね、聞いて

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いつからだ。 いつからこんな変な状況になってるんだ。 あぁ、あれだ。あのときだ。こんなんなったのは。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「しーらぎ!!」 元々は普通に友達だった。 「なんだ」 最初、高一の春に無愛想な俺に遠慮なく話しかけてきてくれたおかげで今、クラスで仲良くみんなとやれている。 少なくとも俺はそう思ってる。 「好きだよ!」 突然だった。ある日突然こいつはいつものテンションで俺に言った。たしか、コンビニに売ってるチーズダッカルビの美味しさについて語ってた時だった気がする 「え、あぁ、うん。」 どういう意味のその言葉か分からなくて戸惑った 「なにその反応!!そこは俺も好きだぜっ( ー`дー´)キリッだろ!!」 「俺の真似下手か。え、まって、どういう意味?」 「え、どういう意味もなにもないでしょ。好きだよ、付き合お?」 明るくこの馬鹿はそう言った 「突然すぎんだろ。俺、わかんねぇ。」 「あ、別にいいよ?今答えなくて。ゆっくり好きになってね!ククッ」 「なんだその悪い笑みは」 ここから、こいつの恋愛アピール、もとい嫌がらせがはじまった。
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