0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
そして、今に至るわけだが。
「あのね、聞いて!このキャラクター白木に似てない?!可愛い!!」
目が無駄に死んでる猫を取り出して見せてきた。
「おま、目大丈夫か。なんだこの猫。」
「似てない?!特に目が死んでるあたり!」
「絶対それ言うと思ったし、ディスってるよな?」
「え?褒めてるよ?」
「どこがだよ?」
「なんかね、世の中の目が死んでるやつ全部白木に見えるー!!」
それはきもい
「よし、病院行こう。お前、そんな世界にいて病まないのか。てか、俺を好きな時点でとっくに病んでるか。病気か。」
「この猫大事にするね!!白木2号として!!」
「はぁ、無視かよ。まあ、好きにしろ。」
ぱぁっと子どもみたいな笑顔になる綾瀬。
「うん!!」
俺はその笑顔を眩しく思った。
最初のコメントを投稿しよう!