あのね、聞いて

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そして、今に至るわけだが。 「あのね、聞いて!このキャラクター白木に似てない?!可愛い!!」 目が無駄に死んでる猫を取り出して見せてきた。 「おま、目大丈夫か。なんだこの猫。」 「似てない?!特に目が死んでるあたり!」 「絶対それ言うと思ったし、ディスってるよな?」 「え?褒めてるよ?」 「どこがだよ?」 「なんかね、世の中の目が死んでるやつ全部白木に見えるー!!」 それはきもい 「よし、病院行こう。お前、そんな世界にいて病まないのか。てか、俺を好きな時点でとっくに病んでるか。病気か。」 「この猫大事にするね!!白木2号として!!」 「はぁ、無視かよ。まあ、好きにしろ。」 ぱぁっと子どもみたいな笑顔になる綾瀬。 「うん!!」 俺はその笑顔を眩しく思った。
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