【 プロローグ 】

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【 プロローグ 】

『パンッ! パンッ!』 「神様、今年こそ、どうか彼と一緒の大学へ入学できますように……」  ――あの時、彼に恋した。  でも、ボクはそれを言葉にできなかった。  届かなかった夢……。  諦めかけていた夢……。  8年の時を越えて、タイムカプセルが開いた時……  その瞬間から、確かに何かが動き始めたんだ。  彼との初恋に、まだヨチヨチ歩きのボクだけど……。  彼が開いてくれた新たな扉……。  これが、恋に臆病だった、彼とボクとの、チェリーなふたりの『初恋プレパレーション』なんだ……。
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