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夜行虫
夜が好き。
真っ暗な闇、空に浮かぶ月、寒々と張り詰めた空気感。
只独り、生きている実感。
私が何をしても誰も気付かない。
ヤバめなことを考えては打ち消す理性。
街灯もない細い路地を歩く深夜徘徊。
片道40分かけての夜の海までのドライブ。
屋根の上での月見酒。
どれかを試みただけで私は……。
馬鹿な考えを考えるのは今日は止めよう。
酔い潰れるまで飲んで、とことん酒に溺れよう。
それで人生終えるのも悪くないと思う今日この頃。
只、思い残すのは想いを伝えきれてない人々のこと。
出逢えて幸せだったって伝わりますように。
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