Prologue

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Prologue

 この恋を知りたかった。  明日など関係なく、ただひたすらに君を想い続けて。  この恋を守りたかった。  未来なんてあってないようなものだと、心に叫びながら。  運命に逆らってでも、その手を掴みたくて。消えそうな笑顔を何度も描き足して。  さよならを待つだけの恋に、恋をして。
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