第4話 縁結びの神様

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「じゃあ、試しにやりながらルールを説明するね。蓮くん、なんでもいいからスポーツを一つ、頭に思い浮かべて」 「スポーツですか。えっと、言っちゃダメなんですよね」 「そう。それで、私が今から質問するから、蓮くんはその質問に正直に答えてね」 「わかりました」  なんとなく概要はつかめたような気もするが、とりあえず言われるがままゲームを進めることにする。  ちなみに、僕が思い浮かべたのはバレーボールだ。理由はない。  あえて言うなら、僕と全く縁のない種目を選んだ、というくらいか。 「それは、団体競技ですか」 「はい、そうです」 「うん、今みたいに答えてくれればいいよ。親切に人数とか教えちゃったら、相手にヒントを与えることになるからね」  そうやって質問を繰り返して、得られた答えをもとに推測していくってことか。  この場合、なんて質問したらいち早く答えに辿り着けるのかを考えるほうが重要そうだ。 「それは、屋内でするものですか」 「えっと、はっきりとわからない場合はどうしたらいいですか」 「とりあえず蓮くんが思った通りに答えてくれればいいよ。意図的に誤魔化すのはもちろんダメだよ」 「たぶん、屋内だけです」 「ありゃ、じゃあ違うか。えっとね、これかなって思うものがあったら、いつでも回答することは可能なの」
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