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「じゃあ、やりましょう。お互いが一回ずつ犯人役をやって、正解するまでの質問数で勝負ってことでいいんですかね」
「そうだね。とりあえずそれでやってみようか」
「どっちが先に犯人役をやりますか。いつも通りじゃんけんしますか」
「さっき蓮くんがやったから、今度は私がやるよ。蓮くんはお題を考えて」
なんとなく後攻が不利な気がしていたけど、そんなこともないのかな。そしてお題のチョイスも何気に勝負を左右する気がする。
なんだろう、絞り込みやすそうなものにしたほうがいいんだよな、きっと。
「じゃあ、家電で」
「わぁ、私の苦手なジャンル」
千鶴さんは機械全般の扱いが苦手なので、そんなにマニアックなものは出てこないだろうと予想した。
質問に対する返答も曖昧な感じになりそうだし、そんな千鶴さんが見てみたいと思った。
「これは勝負ですからね。とりあえず家電量販店で買えるものってことで」
「いいよ、受けて立とう。待ってね……。よし、決めた」
さて、最初の質問はどうしようか。
できれば、数ある候補の中から半分以下に絞り込めるような質問にしたい。
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