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「四つ目の質問が大きかったね」
「そうですね。一つ目が完全に無駄になっちゃいましたけど」
「あはは、最初は難しいよね。でも、四回で終わったのはなかなか早いほうだよ。今回は負けちゃうかもしれないなー」
あれ、四回も質問しちゃったら遅いほうなのかと思ったけど、そんなこともなさそうだ。
じゃあ千鶴さんは、どうして僕が正解したことに対して喜んだんだろう。
「ちなみに、欲しいんですか？ コーヒーメーカー」
「どうかな？ あればもちろん使うけど、そこまででもないかな」
「ミキサーと迷ったんですけど、そっちだったらどうです」
「あぁ、そっちのほうが欲しいかも。全然思い浮かばなかった」
やはり千鶴さんは、そもそも知っている家電が多くなさそうだ。
昔からなじみ深いコーヒーメーカーにしてよかった。
「さ、攻守交代だね。蓮くんの記録は四回だから、なんとかがんばって三回で決着つけないと」
千鶴さんは勝つ気満々だった。
なんだろう、敵が強いほうが燃えるってことだろうか。そんな好戦的な人だったっけ。
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