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「えっと、次は僕が質問に答える番だから、お題を決めるのは千鶴さんですね」
「うん。どうしようかな、そうだねぇ……。じゃあ、動物にしよう」
「えっと、犬とか猫とか、種族としてですよね。柴犬とかそういうのじゃなく」
「そうだね。そこまで細かくしちゃうとちょっと勝てそうにないし」
「わかりました。じゃあ……はい、決めましたよ」
今回は僕が思い浮かべたものは言わないでおく。
ぜひ皆さんにも当てていただきたい。
「じゃあ、質問一つ目。蓮くんは、その動物を英語で言える？」
「え、英語でですか。ちょっと待ってください。あれ、なんだろう。えっと、わかりません、ってありですか。自信がないっていうか」
「いいよ。今の反応が見られたから満足」
さっきの千鶴さんみたいに余計なことは言わないようにするつもりだったのに、いきなり崩された。
それにしても、まさかそんな切り口で攻めてくるとは。
「どうしよっかなぁ、一発勝負しちゃおうかなぁ。ここで外してももう一回質問できるもんね」
マジですか。今のでわかっちゃうの？
え、そんなに僕の反応ってわかりやすいのか。
これでわかったら、もう客観視がどうとか推理がどうとかじゃなくて、ただのエスパーじゃん。無敵じゃん。
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