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「サリアさんもチョコ作ってるんですけど、まだみたいですね。今回は砂糖と塩を間違えないといいですけど」
「よく言うぜ。お前、知っててわざと教えなかっただろ」
「うふふー。それより食べてくださいよ、私の愛の詰まったチョコレート」
今回は大量に作ったわけではなく、ハート型のでかいチョコレートだ。
「いらないって言ってるだろ。オレは考え事をしてるんだ。あっち行け」
「ルア様」
「何だ」
「どうしておしりを擦ってるんですか?」
「……!」
しまった! 黒猫だった時あったしっぽが無くてどうにも気持ちが悪かったからつい擦ってしまった……!
「い、いや……。しっぽがあったらいいなーと思って」
「考え事ってそれですか?」
「ま、まあな」
駄目だ。絶対にハクにはオレが黒猫になっている事を知られてはいけない。
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