サリアとルアとおまけのハク2

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「さ、さあ。何の事だか……」 「ルア様……もしかして黒猫……」  ぎくっ。バレたか……? 「く、黒猫がどうしたって、ハク?」 「黒猫……私に内緒で飼ってませんか?」 「へ?」 「へ、じゃありませんよ。飼ってませんかって聞いてるんです」  なんて鈍いやつなんだ。まあ助かったけど。 「あ、ああ。そうなんだ! 実はオレは黒猫を飼ってるんだ!」 「もおー。ルア様。自分の世話もできないのに黒猫なんて飼えるわけがないでしょー」 「違うわよ。ルア様が黒猫に姿を変えて歩き回ってるの」  サリアっ。  ギラリとハクの目が光った。  ど、どうしたらいいんだ。 「サリアさん! それはルア様のために作ったチョコなんです! 食べないでください!」  聞いてなかったのか、こいつ。 「あ、ごめんなさい。でも、私ね今回はハクの分まで作ったのよ。着いてきて」 「ええー! 私もですよ。サリアさんとアイラさんと他の皆さんの分まで作ったんです。行きましょ行きましょ」
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