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机に向かって珍しく仕事してる。
私はルア様のもとまで近寄って泥んこみたいなチョコレートを見せた。
「はい、ルア様」
ルア様のために作ったチョコレート。
ルア様はじーっと見つめた後、指に掬ってペロッと舐めた。
そんな仕草も可愛いらしい。
思わずキュンとしちゃう。
「おいしい?」
ドキドキしながら尋ねると、
「うん」
ルア様は微笑みながら頷いてくれた。
ルア様の喜ぶ顔が、私の喜び。
ルア様は指に掬ってペロペロと舐める。
「おいしい?」
「うん。っと……サリア、そろそろ下がっとけ」
「うん!」
お部屋の隅に移動する。
すると、バタンと扉が開いて、ニコニコ顔のハクが。
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