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中学の時の俺と言えば、
髪はガンガン染めてたし、
ピアスつけてみたり、
タバコ吸ってみたり。
まあ確実に問題児
だったわけだけど、
そんな中、来たのが
教育実習生の乳牛こと、
日渡先生。
乳牛は俺と正面から
向き合おうとして、
でも俺は絶賛反抗期で
反抗しまくり。
それでも乳牛はやっぱり
俺と向き合おうとして。
最初は「なんだこの女、
関わってくんなよ」
とか思ってたけど、
普通に惚れたわボケ。
乳牛の教育実習最後の日、
14歳の糞ガキのくせに
精一杯大人ぶった告白して、
で、今に至る。
乳牛と出会って、
話聞いて、
あー、俺このままじゃ
やべぇのかも、
ってなんとなーーく
思って、
教育実習のあとは
授業もまあまあちゃんと
聞くようにした。
行事もサボらないように
して、
高校まで進学したわけ、
俺がビックリ。
乳牛に会わなかったら、
確実に高校進学してねーな、
今ごろ働いてるわ。
乳牛と、
出会わなかったら。
俺は高校に入って
見た目はそれなりに
落ち着いて、
彼女も作った。
で、
最近まで付き合ってたけど、
なんかしっくり
来ないから普通に振った。
ら、
普通に修羅場になった、
女こえぇ。
ラインばんばん来て
数日ヤバかったわ。
振るのってこんな体力
使うのかよ、マジで無理。
って、終わった女の話は
どーでもいい。
別れた後に思い出したのが
日渡先生。
なんか、
ふと、思い出した。
馬鹿みてー、
実はくすぶってたのかもな。
日渡先生のこと。
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