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どうしよう、
あとちょっとでキス、
これ以上食べ進める
なんて・・・!
心臓はバクバク、
視線はうろうろ。
それなのに、
ポリッと、旭日が
また噛んで。
「!」
ドキッとして旭日の
方を見た、その瞬間。
「んっ、」
旭日が、ポッキーを
ボキッと折った。
折れたところがあたしの
唇を勢いよく引っ掻いて、
ちょっと!!!!!
「旭日!!」
「んー?何、キス
期待してたのっ??」
モグモグとポッキーを
咀嚼しながら平然と
言ってきた旭日。
~~~~~~~っっ!!
「あんたねぇっ、」
「だって、
見たいもんは
全部見れたし?
もーいっかって。
環奈、顔めっちゃ赤いし、
視線がすっごいうろうろ
して可愛かったよ?(笑)」
~~~~~~~っっ!!?
「うっさい!!!!
もう寝て!!早く寝て!!
さっさと寝ろ!!!」
「は?
そーはいかないでしょ。」
こう言った旭日は、
あたしを軽々と
お姫様だっこ。
!?
「あさ、ひっ、」
「次はオレのポッキーも
しっかりくわえてよ、
環奈チャン。」
「!!!!
旭日っ、やっ、
こら、
あさひーーーーっっ!!!」
ポッキーゲーム。
(Fin.)
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