呪いの本

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しばらく悩んだ末、男性が警察に電話をする事に。 早朝という事もあって、いつもは車の多い道路も静まり返り、この空間だけが別世界のように思えた。 不思議な事に風も一切起こらず、生暖かい空気だけが女性の肌を包み込む。鳥肌が立つ。 寒さや恐怖から鳥肌は立つものだが、ごく稀に霊的現象に反応してというのもあるらしい。 女性は前方にいる不気味なモノに目を向けた。 相変わらずただ前に進んでいる。 一体どこへ行くのだろうか。 遅くはあるが不気味なモノは確実に遠ざかっている。
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