呪いの本

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いや、何も起こらないに越した事は無いのだが。 何事も無くミニパトに着いた警察官は無線を使って通信し始める。 その時。 どこか遠くから、おーいと呼び掛けるような声が聞こえてきた。 後ろを向くと、一人の男性がこちらへ向かって走ってくる。 その男性は60歳位の歳で、白髪の髪型は雲のような形をしており、てっぺんは残念な事になっている。 体格は中々のもので、前に大きく腹が出ているのが目立つ。 眼鏡を掛け、白衣を着ているのが特徴的だ。 男性は息切ってここまで来ると、警察官に諸々の事情を話した。 『あれは謀お化け屋敷に頼まれてワシが造ったお化けロボットじゃ。故障したのか勝手に外に出てしまったんじゃ』
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