呪いの本

5/27

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
奴は怖がりすぎてまともな会話もままならない。 俺は仕方なく、奴の恐怖の元凶を突き止め、取り除いてやる事にした。 すると、奴は仕事机がある部屋を前足で指して、 『細長さんが……細長さんが……』 細長さん? 何を言ってるんだこのハゲ猫は、と思いながら俺は示された隣の部屋へと向かう。 後ろで奴は、ハゲてニャー! と叫んでいるのをほっとき、仕事机まで来ると、机の上には一枚の書類があった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加