戦場の終焉

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戦場の終焉

ある地域の戦場、そこはまさに地獄絵図だ。 見渡す限り壊された建物、いたるところに散らばる仲間たちの亡骸、 空中を飛びかう銃弾 その銃弾を避けるため二人の日本人がそこにいた、、、 「隊長、、、俺達どうなるんですか?」 「立川落ち着け。大丈夫だ。俺がお前を守ってやる」 「隊長、、、」 部下であろう男は肩を下げた 「お前は、デジタルあがりか?」 「え?ええ。そうです。なぜですか?」 「なら、お前の今は俺の責任だ、、、」 「どういうことですか?」 男は考えた (俺達が若者達に’戦争’をたきつけた、、考えがあまかった。  きっと、今こんな子供たちが今この戦場にたくさんいるんだ。) 男はトランシーバーにスイッチを入れた。 「本部、今。目標地手前にいる。敵に包囲され動けない。  この地に救助ヘリを頼む。これより撤退する」 「了解。」 「すいません。ふがいなくて、、、」 部下は泣き出した。 「泣くな。立川。すぐ救助がくる。」 「はい。」 すると、物陰から敵が向かってきた。こちらにはまだ気づいていない様子だ 「いいか。立川。合図したらすぐに反対側へ壁つたいに走れ」 「ええ?隊長。ダメです、、」 「じゃなければ、二人そろって死ぬ」 「でも、、そうしたら、隊長が」 「俺は大丈夫だ。それにこれは俺の責任だ。お前のを日本に帰すのがせめても  の俺の責任だ。」 (責任?) 「日本の自衛の強化とゲームを一緒にし、新しい形で日本の戦力を強化しよう  とした。その結果、戦争の悲惨さをしらない若者達が戦場へ足を運び  お前達のようなものを増やした,,,, 立川、これを二条に渡してほしい。」  立川はあるROMを渡された。 「これは?」 「時間がない。これはこの戦争自体を終わらせる。最後の俺の切り札だ。  ゲームで始まった惨劇をゲームで終わらせる。  最後の犠牲者は俺自身で十分だ。  その案は総長には話してある。俺のポストはお前が引継ぎ俺の意志を  継いでくれ。俺の願いとその方法がここへ記してある。」 「そんな、、、隊長」 「頼んだぞ!」 隊長が立川に向けた瞳は今までの優しい瞳ではなく、覚悟を決め全てを掛けた   者の瞳であった。 そして、立川の中の不安は勇気へとかわり帰還することに意識が集中した。 「よし、行くぞ」 「はい」 隊長が右手を軽く上げる。敵がジワリと寄ってくる。 銃口が彼らと反対側に向いた瞬間に右手は降ろされた 立川は降ろされた瞬間反対側へ全力で走りだし救助ポイントへ走り出した。 それに気が付いた敵は反応するが背後を隊長に取られた 「そうはさせん」 そういうと敵の喉元をサバイバルナイフで切り、敵は倒れる。 他の敵も気が付き隊長は再び隠れる。 しかし、ここは敵地。すぎに包囲された。 (頼んだぞ、、、立川、、、二条。世界を変えてくれ、、、、戦争を終わらせ  て、、、、) 隊長は銃弾に倒れた
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