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王位継承
齢16にして王となったサドク様は、それはもう立派なサディストであられた。城の人間を次々と調教し、遂には実の父親を王座から引きずり下ろすまでに至ったのだ。
「悲しいことに、父上は王位から退くことになった。となると、俺が王になるわけだけど……まだ成人してないんだよなぁ。皆はどう思う?」
「サドク陛下、ばんざーい!」
そんなわけで、サドク様は白々しくも若くして政権を手中に収めたのである。元王は現在、地下牢で鎖に繋がれている。ああ、お労しや。
サドク様の支配欲は無限大。城の人間だけでは飽き足らず、国民を完全支配するために様々な政策がとられた。その内の一つが「靴舐め」だ。
私は「靴舐めを国民に浸透させる」という、大変光栄な任務を仰せつかった。
「やってくれる?」
「喜んで」
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