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物語の中に出てきた『中二病のセリフ』ですけど、よく分からないと仰る方も多いと思いますので、少しだけ説明させて頂きます。
「そこに居るのは精霊か? 何故邪眼の及ばぬ彼の地を彷徨っておるのだ」
(〇〇じゃないか、こんな場所でなにやってるんだ?)
「清き水の精霊たちよ、蒼き湖の結界を解き放ち、我の存在する常世に命の源となる潤いを齎し、この者の体躯に苦痛を与えし渇きを癒せ」
(ほら、水でも飲みなさい)
「忽然と比岸より姿を消したが故、彼岸に旅立ったのではないかと我は危惧していたのだぞ……だが流石は死を超越せし者……杞憂であってなによりである」
(急に居なくなったから心配したんだぞ……でも元気そうでよかった)
「漆黒の闇から覚醒した眩い光よ……そろそろ我が身の力を解き放つとするか」
(おはよう~)
「この眩しき光がお前にも見えているのか? 漆黒の闇の中に燃え続ける禍々しくも美しき光……そう、その光を感じられる事こそが、我らが生きとしいける者の証明なのだ」
(あぁ……おはよう)
「虚無から誘いが来た……我は自らの鼓動という唄の中、いずれ虚空へと消える虚像を暗黙の中で見る事にしよう……」
(眠いよぉ~……おやすみなさ~い)
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