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♬.*゚
好きと好きが重なることが
運命だって言うのなら
その運命を一生手放したくなくて
嫌いを遠ざければ 君が遠くなって
僕たちの運命は 奇跡とは呼べなかった
♬.*゚
きみの部屋でうたを聴く。
ときには外に出て、大きな川にかかる橋の下のベンチに座って、橋がさかさまに映る水を見ながら、ふたりでのんびり夜を過ごしたり。
きみと過ごす一日一日を、大切に過ごしていた。
毎日ずっと一緒にいれたらいいのに、なんて思いながら私はいつも、ギターを背負う背中を見送っていた。
きみが住む都会の明かりは、わたしには不釣り合いで。
高いビル、夜になるほど消えていくそれに、わたしはどんどん不安になっていってしまったの。
きみはどんどん有名になっていく。
小さなライブハウスで出会ったきみは、気づけばメジャーデビューをして、大きなライブハウスでワンマンライブをしていた。
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