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──次の日
俺はまた、アルクと二人で漁と狩りに行くために村の外に向かって歩いていた。
「明日はうちの畑でタロイモの収穫だ」
途中にある畑を目にしてアルクがつぶやく。
本当はメイモロっていうやつなんだけど、アルクの前世にあったタロイモっていうのに味も見た目もそっくりだからそう呼んでるらしい。
他の奴らは、アルクが小さい頃に間違えて覚えたまま成長して変えられなくなったって思っている。
「おう。手伝うぜ。うちはまだ少しかかるみたいだから」
「ありがとう」
そのまぶしい笑顔を村の女たちに向けてやれよと思いつつ、村の入り口から出て平原を目指した。
「今日もいい天気だな」
「まずは魚をまとめて罠を仕掛けなおそうぜ」
漁をする川の幅はそれほど広くなく、深さも腰くらいまでと流れも緩やかだ。
川の幅、三分の一くらいに三角形をした長く目の細かい網を張っていて、抜け出せなくなった魚を持ってきた篭に入れて流されないように川の中に沈めておく。
こうしておけば魚は死なないから、アルクの狩りに付き合って帰るときに魚を回収する。
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