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ふわり ふわふわ綿毛の雪
陽がおちて 雪が星にかわりかける頃
夜空に粉雪・・・
汚れなき血が
闇から夜馬が生まれ
音たてるるは蹄
ながれる鬣は
星屑の唇のあとを夜馬が蹄を鳴らし駆けながら黒にそめてゆく
鬣にからむは何者か
黒光りする身体を見つめ追うものは
あやつか・・・
姿見ゆるれば
闇夜から陽がのぼり
生が名のりをあげるだろう
生まれでた隙間からこぼれるは
何か・・・
あやつか
神の悪戯か・・・
いくつかの光りが
下界の地に落ちそまりきえた
その地に小さな民が集まり
祭を彩りながら祈る
「おぉ~神様、お願い私共に祝福を」
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