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ミトは、渋々100日だけ人間に戻り、かおるの嫁になった。
ただ、人間の姿になっても絹の着物姿だったので、かおるがミトの為に服を買ってきた。その服を無理やり着せられたミトは、顬だけでなく、身体中から青筋が立った。
「なんだ?このふざけた服わ!!」
かおるが買ってきた服とはーー
ピンクのニットワンピース。だが、それは、ノースリーブの膝上ワンピースだった。しかも身体にピッタリフィットしているものなので、豊満なミトの胸と、くびれにキュッと上がったお尻の形が強調された。そしてなんと言ってもワンピースから露出された美脚も見物だ。
ミトは、黒髪のストレートロングで前髪は眉より上に揃えてある。
そして、村中の男がとりこになるほどの美貌。
「みとちゃん!最高ーーー!!」
かおるは、ミトのどエロ可愛いさに悩殺され、ミトに抱きつく。
ミトは、神様の時は身体がすり抜けていたので、その感覚のまま棒立ちしていた。
だが、人間になっているので、かおるはミトに抱きつける。
かおるにぎゅっと抱きつかれたミトは固まる。
「ミトちゃんの身体柔かーい!」
かおるは、ミトを見下ろし、ミトの顎を人差し指で上げる。
ミトがかおるを見上げると、いつもとは違って男の色気を出していた。そして、ミトに触れるだけの口付けをする。
唇を離すと、かおるはミトに優しく微笑む。
「こ、こ、このド変態野郎が〜〜!!」
ミトは、顔を真っ赤にしながら、かおるにボディブローをくらわした。
かおるは、痛っー!と叫びながらその場に蹲る。
"このどエロ変態と100日だけとはいえ嫁になるとは。"
もう本気で神様辞めたくなるミトであった。
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