ミトとかおるの新婚生活!?

3/4

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
かおるが、新婚と言えば奥さんの手料理が食べたいとぬかすので、ミトはお望み通り手料理を振舞った。 「ミトちゃん?これは何かな?」 かおるの顔が青ざめ、引き攣っていた。 「お望み通りの手料理じゃが、何か文句あるかえ?」 「手料理は最高に嬉しいけど、、、これ、バッタ?とコウロギ?あとなんかよくわからない、、昆虫?」 皿に乗せられた料理は、"虫料理"だった。 「私は、元々貧乏な家だったから、食べる物がない時はこれらをよく食していた。なかなか美味だぞ?」 かおるは、その"虫料理"を、ミトがバリバリ、ボリボリ食べているのを見てその場で盛大にリバースしていまう。 "ふんっ、贅沢ばかりしてるからこの美味しさがわからんのだ。バリバリ、ボリボリ" 「ミトちゃん!デートしよう!」 気を取り直して、かおるはミトを外に連れ出した。 が、、、 「なんだ?この履物わ!」 かおるは、生足てロングの厚底ブーツをミトに履かせる。上は寒いからコートを着せた。 「えろ可愛いよ!みとちゃん!さぁ行こう!」 ミトは、履きなれないブーツに転げそうになる。 すると、かおるが危ないっと抱き寄せる。 その力強さに、一瞬胸がキュンとなる。 かおるを見ると、優しく微笑んでいた。 "なんだ、この胸の痛みは?" かおるは、まず映画に連れて行った。 恋愛系の映画だったが、初めて見る動画にミトは10分で酔ってしまい、映画デートは即終了した。 次に、かおるが連れてきたのは、カフェ。 ケーキや甘い物に、ミトは目を輝かせて、美味しく食べた。昔生きていた頃は、こんな美味な物は無かった。だが、コーヒーは苦くて飲めなかった。 その様子をかおるは嬉しそうに笑ってみていた。 夜は、レストランでハンバーグを食べた。肉なんて殆ど食べたことの無いミトだったから、むしゃむしゃ夢中になって食べた。 帰宅してーー 「やっぱり新婚といえば、一緒にお風呂にはいるよね〜!」 ミトは、顔を赤くする。 「この戯けが!!だれが、入るか!!」 かおるが、ちぇっとつまらなそうにした。別々に風呂に入った。 「じゃあ、一緒のお布団には寝ようね?夫婦なんだから。」 それは、渋々ミトは承諾したのだった。 が、 かおるは、ミトを後ろから抱きしめ、胸を揉み揉みする。 「夫婦なんだからこれくらいいいよね?」 今まで、聞いたことの無いかおるの低音の声に、思わず頷く。 それに、胸を揉み揉みされると、ちょっと気持ちいい。 ちょうど胸の中心部にかおるの指が当たると、んっ、と声が、出てしまう。 なんだ!この気持ちよさは。 「ミトちゃん、感じてるんだ?」 かおるは、やらしくミトの耳元で囁きながら更なるエロスをしようとしたが、ミトは恥ずかしくてその手を叩く。 「俺達、夫婦でしょ?」 ミトは、かおるに顔を向けると、"男の顔"になっていた。かおるは、ミトに触れる口付けをする。長めの口付けに、ミトは息ができず、少し口を開く。と同時にかおるの舌がねじ込まれる。ミトの舌に絡ませ、歯列をなぞる。ミトは、その深い口付けに夢中になってしまう。 「んっ、ふぁっ、んっ」 ミトは声が出てしまう。 "気持ちいい" かおるは、唇を離し、ミトを見つめながら囁く。 「抱くよ?ミト。」 ミトは、思わず、頷く。 かおるは、嬉しそうに笑うとミトに更なる深い口付けをしていく。 「大好きだよ、ミト」 ずっと囁かれながら、ミトはかおるに抱かれた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加