青空の似合う人
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「楓、ホラ。」 絶滅危惧種だと思ってたハンカチが目の前に差し出されて。 「ありがと」 素直に拭って、もう一度グラウンドに目を向けると 白熱した試合の余韻のまま、向き合って並び、固い握手を交わす選手たち。 どこにもニヤけて雑談する様なメンバーは見当たらず そこには清々しい空気が流れていて。 井川君も、太陽に負けないくらいの笑顔。 あぁ、あの笑顔が好きなんだ。
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