(二)

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「えっ……、そうなんですか?」 「そんなこともご存じない方にお話はできません」 「夫です! 未来の夫なんです! 今プロポーズしている最中なんです! でも彼女、うんって言ってくれなくて……」 「とにかくダメです!」  そう言われて僕はナースステーションを追い出されてしまった。廊下に出るとそこには二人の警備員も来ていた。危うく僕はこの二人に強制的に連行されてしまうところだった。  病室に戻り、未来子さんに聞いた。検査の結果はどうだったんですか、病状はどうなんですか。何の手術をしたんですか、と。 (続く)
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