時計は巻き戻る

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途端に部屋中が光で満たされた。

キーンって音と、針がカチカチ動く音と、ジリリリって音がする。

かすかに複数箇所から。

「うう、なんだこれ……」

数秒で、白い色から青くなった。

青空だった。僕は青空を見上げていた。
気づくとぼくは昼間、家の前にいた。

「あれ、なんでだろう。」

ここは過去なのか？

言っても7年前だ。大きな変化はないから分からない。

……家に入れば分かる。

ガチャ

家に入ると何故だか活気があった。今みたいに綺麗でもなく、家はごちゃごちゃ汚かった。

まさか、本当に……

そんなはずは！

まっすぐ行ったら居間がある。

そこにはテレビと机と、

それと、母ちゃんの仏壇があるはず。

僕は足音荒くズカズカと入り込んだ。

のれんをバッとめくって俺は息を飲んだ。