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占い師の言葉を聞いて、ひどく納得した。
ああ、そうか、わたしは神様に呪われているのか。だからこんなにも幸せにはなれないのか。人に嫌われるのかと。
三時間もかけて会いに行った占い師には、救ってもらうどころか、救いの対象外としてみなされ、挙句の果てには「神様の呪いからは逃げられないのよ」と釘を刺され帰された。
わたしを呪っているという神様がこわくてたまらなかった。
神様、わたしを呪っているんですか。
神様、わたしのこと、嫌いですか。
〝だから、愛されない人はいるんだよ。実際、愛されたことないから〟
投げやりと言えば投げやりだった。
いつもなら慎重に言葉を選ぶのに、湧いて出てくるものをそのまま文字にして電波にのせた。また、既読がついた。
でも平気だよ、というスタンスはいつだって取るつもりでいた。
なにを言われても、大丈夫、って言おうと決めていた。
どう返されるのだろうか。
同情されるのだろうか。
心配されるのだろうか。
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