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なるほど、飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふいっくびいなす、この3隻が有名どころなのね。
船体の大きさを比べ、いちばん大きいのが飛鳥IIでした。
ふうん、そうなの。じゃあ参考までに飛鳥IIを見ることのできる場所ってあるかしら。
旅行プランで検索をかけると、寄港地や出港日時がわかりました。
どうやら横浜が母港であるらしく、旅行会社のホームページにあった飛鳥IIの画像を見ると、船尾には『横浜』という文字もありました。
へえ……、横浜かあ。遠くて無理だな。
横浜は作中に出てくる船が寄港する重要な地点でもあるため、横浜を母港とする飛鳥IIに親近感がわきました。
行けないなら、せめて横浜、という土地が歌詞に入る歌を聞きたいな、と思い、持っている音源で思い出したのが『my home town』小田和正さんがセルフカバーした切ない郷愁を歌うバラードです。
聴きまくりました。
……ちなみに、作中でアモーレ、と恋人を呼ぶ男性がいて、それもまた私、アモーレ! と絶叫したくなったという経緯から、アモーレとつく歌は手元になかったため、無料の音楽アプリで曲名を『アモーレ』で検索かけて中森明菜さんの『ミ・アモーレ』とゴールデンボンバーさんの『アモーレ』をダウンロード。ゴールデンボンバーさんのほうがそのキャラクターのイメージに激烈似ていたため、こちらをカラオケで熱唱したという経緯もあります……。
でも検索かけて引っかかった歌なので、ゴールデンボンバーさんのことはあまり知らないです。
……さて、私が自力で行ける港は大阪港のみ。
だったら、大阪港に寄港する客船を逆に調べてみよう、となりました。
にっぽん丸、ぱしふいっくびいなす。
あれ? 飛鳥IIは来ないの?
過去、寄港した船の実績を見ると飛鳥IIの姿はありましたが、今回のクルーズ船再開に関しては大阪港には寄港せず、発着が神戸であると知りました。
神戸かあ……。
何とか電車を乗り継げば行けなくもないけどなあ……。
無駄に神戸港までの経路を検索し、ああ無理無理、乗り換えいっぱいだし、行ける気がしなあい、と思って諦めてました。
そして、船のことばかり検索していたせいか、我がスマホが広告を拾ってきました。
世界中で航行している船の現在地を知ることのできるアプリ、find shipです。
寸暇の迷いもなくダウンロードすると、地図上には何の船も見えなくて、えー……、となったんですが地図を拡大してみると出るわ出るわ!
本当にあらゆる船(登録されているものに限る)の情報が地図上に表示されたのです。
うわあ……こんなに……
こんな数の船舶が海上にいるのね……
感動に打ち震える私。
じゃ、じゃあ、飛鳥IIは? 飛鳥IIは今どこにいるの?
アルファベットで打ち込み、ドキドキしながら結果を待ちました。
旅行会社のプランを見て知ってはいました。けれども、リアルタイムで和歌山県の沖あたりに、いたんです。
今ここに……飛鳥IIが……
海を渡っている……
もうすぐ鳴門海峡を渡る……そして、神戸を目指すルートであることも。
時間を置いて検索するたびに刻々と、近づいてきている。
もう、すぐそこに。
会えるほど、近くに。
うわあ……
なんて罪なアプリだ、と思いました。
ちなみに、こちらが書いてる現在の飛鳥II、現在地です。表示の下、青い矢印がそうです。瀬戸内クルーズに出ております。速度も方向もわかるんです。
そして、とんでもない数の船舶がいるのがわかります。
こちらが、その詳細となります。
こんなに知れちゃっていいのかしら! ぐらい船好きにはたまらん情報の宝庫です。
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