#03-02.輝かしい未来

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 わたしは円に向けて、「このひと……荒木英雄さん。ママの、二番目に好きなひとだよ」 「円がしんちゃんを好きなくらいに好きなひと?」  すべらかな頬を撫でわたしは答えた。「そうだね……。これからは、三人、一緒だよ……」  外を見れば随分と天気が良かった。晴れ渡る空が、わたしたちの運命を祝福するかのように、広がっていた。  ―了―
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