あとがき

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あとがき

 あとがきをあまり書かない作者が多いかな……と思いつつ一言。いや、長々と。  言わずもがな、ネタバレがあります。  * * *  結末はぼやーっとしか決めていませんでした。ざっくり、 1.篤子の章 2.美冬の章 3.篤子の章  1.のラストでまさかの「あのひとが? ぎゃああ」な三者対面に持ち込んで、続きを2.美冬の章を挟んでから書く。この骨組みだけは決めて、以降はどうするか、決めていませんでした。実は当初の予定は篤子は結婚生活を継続……するはずでした。もっと長く、10万字くらい書くつもりでした。  が。荒木があの発言をしたところで「あ、次最終回だな」「じゃあこうしよう」ってのがするすると浮かんで。3.篤子の章は予想外に短くなりました。  ムーンやエブリスタではさほど小説を読んでいないので、サレ妻がどうなるのかとか知らないんですよ。レタスクラブ発のコミックエッセイ、わたしは時々買うんですけど(野原広子さんの作品が好きで)、割とサレ妻が我慢して結婚生活を続けるものが多かったように思います。――まあ、こんな終わり方のものが一本くらいあってもいいかなと。
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