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俺達は市内にある高級ホテルで遅めの昼食を取ることにした。結婚式場も併設しているホテルなので料理も美味い。
俺達のホームグラウンド茨城県水戸市(県庁所在地である)は色々な店があるが、ここは俺の一押しだった。
「うわ、すっごいね」
高級感溢れる店内を見まわし未央奈が素直な感想を述べた。
興奮気味の彼女を微笑ましく感じ、俺の顔に自然と笑みがこぼれていた。
「誕生日だからこれくらい贅沢してもバチは当たらないよ。それに最近忙しくてちゃんとしたデートしてなかったもんな」
「確かに、尊くん先月はマジで忙しそうだったもんね。毎日残業で体壊すんじゃないかって心配してたよ」
未央奈が本当に心配そうな顔で言った。お前は菩薩かと言いそうになったが我慢した。
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