ベッド

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ベッド

 俺の返事を聞くや否や、藍斗は俺の手を取ってベッドへ導いた。 俺をベッドの上に座らせてすぐまた口付けられる。 藍斗の手が俺の体に伸びてきたから、俺も藍斗の首へ腕を回す。 俺はあっという間に下着だけ残して服を取り払われてしまった。 上から藍斗に覆われて体中にキスを落とされる。 俺の貧相な体が藍斗の目に晒されるのは恥ずかしかったけど、藍斗が何回も「きれいだ」って言ってくれるから、俺は抵抗を諦めた。 藍斗の触れるところはどこも俺の体は敏感になってしまって、ビクビク反応してしまう。 藍斗が「敏感なんだな」って面白そうに言うけど、俺はもうそれどころじゃなくて、必死に堪えていた。 藍斗が俺の下着を下げようとしたから、俺は「待って」と言って起き上がった。 「どうした?」 「…俺だけ脱ぐのは恥ずかしい…」 藍斗はふっと笑って、自分も下着以外すべて脱いで俺と向き合うように座った。 スラっとした印象が強かったけど、全体にしっかり筋肉の付いた男らしい体付きで見惚れてしまう。 そういえば体鍛えてたんだっけ。 「…腹…割れてる…」 「鍛えてるからな」 こうやってお互い服がなくなると、同じ性なのに全然違う。 やっぱり俺の体恥ずかしいなと思っていたら、藍斗が下着越しに俺のモノに触れてきた。 優しく俺の形に合わせて撫でてくる。 少しそうされるだけで、俺のモノは元々立ち上がっていたのに更に硬さを増した。 藍斗が両手で俺の下着を下げる。 とたんにぴょんと俺のが飛び出して、もう本当に顔を覆ってしまいたい気持ちだ。 俺の膝を押さえて、藍斗の顔がそこに近づいてきたから俺はもうパニックでまた「待って」と手で藍斗の頭を押さえてた。 「今度はどうした?」 「口は恥ずかしい!」 「これからもっと恥ずかしいことするのにか?」 また藍斗に笑われた。 でも今日口でするのは視覚的に恥ずかしくて死んでしまいそうだ。 俺は顔をぶんぶん振ってとにかく必死に藍斗の顔を押し返したら「仕方ないな」って、微笑んで俺の頭をポンと撫でてから、ベッドから降りてクローゼットへ向かった。 戻ってきた藍斗の手には、ローションが握られている。 ベッドにまた上がって、自分の手にそれを垂らしてから、藍斗の手が俺のモノを包む。 ローションがひんやりする。 「冷たかったか?」 言いながら藍斗はゆっくりと手を動かし始めた。 ヌチャ…ヌチャ…って手の動きと共に音が響く。 人に擦られるとこんなに気持ちいいんだ。 自分でするのよりも全然強く感じてしまう。 藍斗の手はゆっくり動いてるけど、指をカリに引っかかるように動かしてみたりするものだから、俺はもう危ない。 「…藍斗のも…」って俺が藍斗のに触れようとしたら 「今は幸太郎をイかせてやりたい」 と空いた方の手でカップルつなぎみたいに俺の手は捕まってしまった。 「…も、俺…イっちゃう…」 「いいぞ」 そして藍斗の手の動きが早くなった。 俺はもう我慢できなくて「んあっ」って声まであげて藍斗の手の中に精を吐き出した。
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