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ベッド②
「イったな」
藍斗が俺の出したものを持つ反対の手で俺の髪をすく。
俺は体も熱いし息も上がっているっていうのに、綺麗な顔で笑みを浮かべてる藍斗が対照的すぎる。
藍斗は近くのティッシュで手を拭って
「可愛いかった」
って嬉しそうに言ってくれるんだけど、射精後の脱力感も相まって、なんだか最後までできるのか自信がなくなってきた。
俺早まったかな。
そんな事ゆっくり考える暇もなく、またキスされる。
手は俺の体を這いながら腰周りをしばらく撫でて、次には尻に伸ばされた。
藍斗は起き上がって、俺の脚の方へと移動する。
手にローションを出して、俺の尻の窪みをそっと撫でる。
きっと俺は不安な顔をしてたんだと思う。
藍斗は俺の顔見て「痛くない様にちゃんと慣らすから」と微笑んだ。
それから藍斗は本当に時間をかけて慣らしてくれたと思う。
楽になる様にって俺の腰の下には枕がひかれた。空いた方の手は俺の手を握ってくれてる。
藍斗はすぐには中に入ってこず、窪みの周りをクルクル指で撫でて、外の緊張を解いてから慎重に指を中へ差し込んでくる。
俺の手に力が入ると「大丈夫だ」や「ちゃんと解れてきてるから安心しろ」って頻繁に声をかけて何度もローションが足された。
こわいけど、藍斗の優しい手つきに俺は身を委ねてた。
もう付け根まで中に収まった藍斗の指が、クイっと俺の内壁を撫でた時、急に体に電流が走った様な感覚が起こり、俺は「あっ」と声をあげてしまう。
「ここが幸太郎の良い所なんだな」
藍斗は今度はそこばかりをさすってきた。
脳が痺れる…こんな感覚は初めてだった。
俺は体をビクビクさせて、声もどんどん漏れていってしまう。
その間も藍斗の指はそこの解れに合わせて増やされていった。
もう俺が頭も体もとろとろになった頃には藍斗の指は3本もいろんな角度から俺の中を行き来していた。
「そろそろ大丈夫か」
藍斗の指が抜かれた。
下着を脱いでコンドームを準備してる。
ふわふわした頭で少し上体を起こした俺は焦った。
下着を押し上げてる感じ的にも、俺よりはあると思ってたけど…
反り勃ってるし俺のより全然立派だ…
あのサイズ入るんだろうか?
今更だけど先に見て置けばよかった…
こんな俺の心の声は本当に今更で、藍斗は俺の両膝を持って、ローションがたっぷり塗られたそこがあてがわれた
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