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知らない。
こんな男は僕の知っている幼馴染ではない。
ここに初めて連れて来られた時だって確かに強引ではあったものの、それでも今のような恐怖は感じなかった。
今のレオはまるで獣だ。
全てを食い尽くす肉食獣のように、ギラギラと光らせながらこちらを射抜く瞳に体が萎縮する。
気付けば上に着ている黒のロンティー以外の衣類を全て脱がされていた。
露わになった下半身が冷気にふるりと震える。
青褪めた顔でレオを見上げようとも、彼はまったく止めようとはしない。
両足を無理やり左右に開かされ、咄嗟に閉じようとすればその間に体を捩じ込まれる。
そして次には引き攣るような痛みが下半身に広がった。
「ひっ、くぅ…っ」
「ッ、クソ、せめぇ…ッ」
後ろにレオの指が押し入って来る。
以前とは違う強引な扱いに、シオンは引き攣った声を上げた。
オイルも何もなしに押し広げられ、シオンは体を強張らせる。
一向に広がらないそこにレオは再び舌打ちを漏らすと、引き出しから取り出した小瓶の中身をぶちまけた。
「つめた…っ」
下半身が甘い香りを漂わせた液体に濡らされ、シオンビクリと体を震わせる。
中身がなくなるとレオは小瓶を床に放り捨て、再び指を後ろに押し込んだ。
今度は抵抗なく入り込んだ指は、乱暴に中を押し広げ始める。
そして暫くすれば、段々と中が熱を帯びて来たことを感じてシオンは動揺した。
どうやら媚薬効果のあるオイルだったそれは、無理やりにシオンから快感を引き起こしていく。
「あっ…や、ぁ……んんっ」
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