不穏

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腰の震えが止まない。 体が熱い。 このまま溶けてしまいそうだ。 気付けば指を抜き取られた。 異物感のなくなった後ろが疼き始め身悶えする。 そんなシオンをレオは嘲るように笑うと、両足を掴み大きく開かせた。 そして取り出した自分のモノを押し当てる。 次には強引に中へと侵入する熱に、シオンは背を仰け反らせた。 「ッ、キッツ…ッ」 「あぁぁ…!うぐっ、んん…っ」 痛みすらも快感に変わるような感覚に思考を乱される。 苦しい。息ができない。 頭がどうにかなりそうだった。 そのまま上下に揺さぶられれば、突き抜ける快感に足を突っ張らせる。 「あっ、あっ、やっ、ん、んんぅ…っ!」 「ッ、ハッ、ク、ソ…ッ!」 余裕のないレオの声が聞こえる。 無意識に腰を揺らしてしまう自分が嫌だった。 溢れ出した涙が頬を伝って、シーツにシミを作る。 そんなシオンを見下ろすレオは、ギリッと歯を食いしばった。 熱のこもった苦しげな表情を浮かべるレオに、シオンは困惑する。 なんで君が、そんな顔をするの? その双眸には強い苛立ちと、苦しみが滲んでいるように見えた。
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